毛の仕組み
まず、毛の仕組みを知ることが、脱毛の医療を理解することにつながります。
毛というものは、退行期、成長期、休止期の一定のサイクルをもって抜け替わっています。一本一本のサイクルは互いに周囲の毛と調和を保ちながら、固有の周期で行われているといわれています。
毛を作り出しているのは、毛根の下部に当る毛球部にある毛母細胞というものです。成長期には毛母細胞が活発に分裂を繰り返し、毛を構成している数種類の細胞を作り出す重要な役割を果たしています。
体毛が濃くなったり、ムダ毛が増えたりというのは、性ホルモンなどの影響によって毛の色素が増え、硬く、太く、長くなることが原因であり、本数自体が増えているわけではありません。毛包の数は、胎児のときに作られる数で決まります。よって生まれてからは増えない、とされています。
毛は、皮膚の保護機能、保温機能、知覚機能などさまざまな役割をもっていますが、現代の恵まれた生活環境のもとにある人間にとっては、あまり必要性がなくなってしまっています。進化の歴史で体毛が減少していることも、そのことを裏づけているようです。
そのため、体毛はムダ毛とさえ言われるようになり、脱毛が積極的に行われるようになっています。